第4回サイエンスフォトコンテスト審査結果報告
たくさんのご応募ありがとうございました。
全国から寄せられた応募作品の中から、見事に入賞された方々の作品を、ここに発表させていただきます。
1.コンテスト概要
- (1)コンテスト名
- 第4回サイエンスフォトコンテスト
- (2)応募テーマ
- 「発見!身近な科学の不思議や驚き」
- (3)応募期間
- 2021年8月1日(日)~2021年10月31日(日)
- (4)賞
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●最優秀賞(1点) GoPro本体および付属品(三脚、カメラケース等)、科学技術関連グッズ、表彰盾
●サイエンス賞(5点) 1万円分の図書カード、科学技術関連グッズ、表彰盾
受賞作品は令和4年の「第63回科学技術週間」ポスターに採用され科学技術週間等に配布されます。
2.審査員(敬称略・五十音順)
- 伊知地 国夫
- 日本自然科学写真協会(SSP) 副会長
- 石田 寛人
- 科学技術団体連合 会長
- 森田 菜絵
- 株式会社マアルト 科学映像プロデューサー
- 森田 由子
- 日本科学未来館 事業部 科学コミュニケーション専門主任
3.受賞作品(順不同)
★最優秀賞 (1作品)
「無限の表情」
撮影者 銭谷 正児
撮影者からのコメント
模型用のシルバー色(ラッカー塗料)に洗浄用のラッカーシンナーを混ぜ合わせると、揮発性の高いシンナーによりシルバー色は動き続けます。まるで宇宙に漂う星雲の様に。シンナーが無くならい限り無限大の表情を見せてくれて見入ってしまいます。
★サイエンス賞 (5作品)
「七色の光」
撮影者 平野 昌子
撮影者からのコメント
虹を作る実験をしていました。見る方向によって見えたり見えなかったり、逆に立ったり座ったりしても位置が変わらなかったりします。光の不思議を体感しました。
「スコールの卵」
撮影者 渡 健介(海洋研究開発機構 兼 JAMSTECベンチャー オフショアテクノロジーズ)
撮影者からのコメント
研究船みらいに乗船中の1枚です。熱帯太平洋では、鏡のような穏やかな海に積雲が散在する特徴的な空模様が多いです。積雲が発達し、小さな積乱雲がスコールを降らせている様子を撮影しました。
「透明な水が作る影」
撮影者 上杉 裕昭
撮影者からのコメント
アメンボは水の表面張力で浮かんでおり、足と接する水面は下に湾曲しています。
この為、光がこの湾曲部分に射しこんでも、直線的ではなく外側に屈折して水底に届きます。
その結果黒い影部分とその周囲が極端に明るくなる不思議な現象が見られます。
水面の湾曲程度と、水底からの高さの条件が合えば、
このように白黒のコントラストが強く、くっきり見えるのだと思います。
「我が影」
撮影者 城田 祥男
撮影者からのコメント
雲海撮影の折 低い山で思いがけず見られたブロッケン現象です。
高い山でなければ見ることが出来ないと思っていたので感動的な一枚となりました。
「漂着瓶に咲く花」
撮影者 福田 朔太郎(中学生)
撮影者からのコメント
祖母の家の近くの海岸を散歩していた時に見つけました。
瓶に花が咲いていると思ったら、付着した貝だということに気づきました。
貝がここまで育つまでにどれほどの時間がかかったのでしょうか。海を漂ってきた瓶の旅も想像できます